薊の森

備忘録

あみもの第三十七号感想③源薫さん

Twitterでご希望をいただいて、あみもの第三十七号の感想を書かせていただきます。

 

三番目は源薫さんの『クリスマスは過ぎ去って、正月もまた過ぎ去った』。

 

年末の浮かれた気持ちと焦燥感、それでも日々はすぎていくという感じがよく表れていると思います。

無知で申し訳ないのですが、中山咲月さんという方をこの作品で初めて知りました。

ジェンダーレスモデルと呼ばれているのですね。

「片付けが出来ないことを直視せず~」に思わず「わかる!」と頷きました。

「『御伽の街』を聴きながら街を行く~」で『御伽の街』という曲の歌詞を検索したら、少々物騒な内容で、コロナ禍で人混みを行く主体の心境を示していると思います。

 

検索しながらの感想でしたが、連作に組みこまれた固有名詞について知るのは楽しかったです。